核兵器廃絶の声、大いに盛り上がる環境/生協OB九条の会・埼玉
急に冷え込んだ2月26日午後、さいたま市内で生協OB九条の会・埼玉主催の第10回学習会が開かれ、約30名の会員が参加しました。テーマは「地球上から核兵器をなくすことを目指して」、講師は田中熙巳(ひろみ)氏。同氏は、12歳で被爆、現在76歳、全国組織の日本原水爆被害者団体協議会事務局長、そして埼玉県原爆被害者協議会福会長として活躍されています。
「炭素の夏と核の冬」と言葉が最近のキーワードだそうです。地球規模の究極の課題として、ひとつは地球温暖化問題、もうひとつが核兵器問題です。現在、地球上には約27千発の核兵器が存在しているそうです。核兵器の廃絶は唯一の被爆国である日本、そして世界中の人たちの共通の願いです。私も学生時代、街頭でカンパを募り、関西地方から夜行鈍行列車の硬い座席に揺られながら、東京で開かれた原水爆禁止世界大会に参加したことがあります。 (画像は、学習会風景)
最近、世界規模の政治家や科学者から矢継ぎ早に核兵器廃絶の提言が出されたり、国家レベルの議論が広がっています。
アメリカの元高官(キッシンジャー、シュルツ、ペリー、ナンの各氏)からの「核兵器のない世界にむけて」の提言、欧州での世界規模で核ゼロをめざす運動「グローバルゼロ」の始動、オバマ米国大統領の就任演説「核の脅威を減ずるための努力を重ねる」、英国ミリバンド外相「核の影を取り去る-核兵器廃絶の条件づくり」の発表、パン・ギムン国連事務総長の国連本部シンポジウム演説、ドイツ元高官四氏の声明発表、核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(日豪外相共同議長)の開催、そして国により若干のバラツキはあるもの核兵器廃絶の世論が大きく盛り上がっているそうです。日本でも世論の高まりにより、例えば被爆者に対する国の支援が広がりつつあるとの感じがします。 (画像は、左・田中氏 画像上でクリックすると拡大画像に、拡大画像の外側でクリックすると元の画像に戻ります )
しかし、核兵器廃絶は一部の政治家、科学者、文化人の訴え、一部の国家の運動だけでは、決して実現しません。世界中の国民・世論が核兵器廃絶の意思表示をし、具体的に運動することか肝心です。とくに、日本政府は唯一の被爆国でありながらアメリカに“気を遣い過ぎ”、核兵器廃絶の国際的イニシアティブとれず、国連総会日本決議案もステップ・バイ・ステップ方針でパンチが弱く、国際的にもその弱腰が指摘されている、とのことです。
今回の学習会には埼玉県生協連の専務さんも出席され、生協としての取り組みの内容紹介、原水禁運動の統一の重要性を訴えられました。当面、国連宛の署名「地球の滅亡から子供たちの未来を守ために、核兵器廃止条約の締結を求めます」を幅広い団体が取り組む予定になっています。私もささやかながら、この運動にかかわりたいと決意しています。
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